伝動ベルトとは
伝動ベルトは、歯車・チェーンなどと並ぶ、動力を伝達するための重要な機能部品で、幅広い用途で使用されています。
伝動ベルトの特長
- 潤滑油いらずでメインテナンスが簡単
- 原動機と被駆動装置を並列にレイアウトでき、自由度が高くコンパクトな設計が可能
- 衝撃負荷や振動の伝達を抑制し、装置を守る
- 静粛性に優れている
- 離れた軸間の動力伝達が可能
- 1本のベルトで複数軸の駆動が可能
- 動力の損失が少ない
- システムの軽量化が可能
- 歯車に比較して軸アライメントや取り付け精度の許容範囲が広い
- 高回転領域での使用が可能
- プーリを含めたシステムとして比較的安価
伝動ベルトはチェーンなどと比較すると、大きなトルクの伝達に不利な点もありましたが、カーボン心線等の高機能材料の採用やゴム配合技術の進展により、高負荷伝動も可能になっています。
特に動力損失の少なさと軽量性は、近年の省資源化への取り組みに大きく貢献することから、さまざまな分野でチェーンや歯車に替わる採用事例が増えています。
伝動ベルトの用途例
伝動ベルトの用途例と当社製品の一部をご紹介します。
コンバインハーベスタ
ベルト:ラップドVベルト
ラップドVベルトの製品ページはこちら
送風機
ベルト:ローエッジVベルト
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自動車エンジン補機駆動
ベルト:Vリブドベルト
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スクーターの自動変速機
ベルト:変速ベルト
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ロボット
ベルト:ゴム製タイミングベルト
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